Dr.純子のメディカルサロン
被災地へ「ふるさと納税」のススメ
思い起こせば、津波でがれきだけになってしまった中心市街地の復興に向けて11年に「震災復興計画」の形で青写真を描き、以来数年間にわたって、10mにも及ぶかさ上げ工事を行ってきました。そのかさ上げ工事の完了を見届ける前に同地を後にした私自身にとっても、新しい中心市街地の再開はとても感慨深いものがありました。
新しい中心市街地が生まれ、すべての災害公営住宅が完成しても、今もなお仮設住宅で暮らし、マイホームの完成を心待ちにしている方もいますので、復興事業のすべてが終わったわけではありません。
しかし、新しい市街地の形成に加えて、この間、同市が築きあげてきた外部との交流を通じて、高校生の修学旅行などによる民泊の利用増で1,650人が同市を訪問する(17年5月26日付岩手日報)といった成果が表れてきました。まだまだ大きな経済効果が直接生まれるようなものではないかもしれませんが、着実にそして少しずつ動いている、そう感じます。
(2017/12/13 09:47)