皮膚がんのリスクも
日光角化症、中高年で増加
▽家族で確認し合おう
日光角化症の治療は、患部を液体窒素で凍結したり、切除したりする。石原院長は「最近では塗り薬もありますが、高齢者には患部がたくさんあるとか、自分で塗るのが大変という人も多いので外科的治療の方が確実です」と指摘する。
予防のため、外出の際は日焼け止めを塗り、帽子や日傘を併用するのが効果的だ。自動車の窓ガラスや部屋のカーテンなどは紫外線(UV)遮断効果のあるものを使う。将来に備え、子どもの頃から予防したい。
日光角化症は症状が目に見えるので発見しやすい。石原院長は「首の後ろや背中など自分では見えない部分にもできるので、家族内で定期的に確認し合ってください」と呼び掛けている。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
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(2018/08/27 09:50)