治療・予防

骨密度、正常でも安心は禁物
2型糖尿病は骨折に注意

 ▽早期の血糖管理が重要

 骨では、新たに骨を作る「骨芽細胞」と、古い骨を破壊していく「破骨細胞」の二つの働きで毎日少しずつ骨を作り替え強度を保っている。しかし、糖尿病で高血糖になるとこのバランスが崩れる。「高血糖によって体内に残った活性酸素や血中の余分な脂質が破骨細胞の働きを必要以上に高め、骨の破壊を促進するのです」と石田教授。

 血糖値を下げるインスリンには骨芽細胞を増殖させる働きがある。しかし、2型糖尿病患者はインスリンの効き具合が悪く、骨芽細胞は増えず骨形成が低下してしまう。

 石田教授は「糖尿病による骨折を防ぐには、早い段階からの血糖管理が重要です」と述べ、食生活や運動など生活習慣自体の見直しを促す。その上で「骨は特殊な臓器ではありません。糖尿病になると体のさまざまな部分に影響が出るように、骨にも同じような変化が起こることを知ってほしい」と話している。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)

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