治療・予防

舌のセンサーなどに異常? =早期治療したい味覚障害

 味覚は食事を取る上で、視覚とともに重要な役割を担っている。甘味、酸味、塩味、苦味といったそれぞれの味は、舌の上にある味蕾(みらい)という細胞が感じ取り脳に伝えている。「味覚障害」は、疾患やストレスといったさまざまな原因が重なり、正しく味を感じ取れなかったり、味覚を伝える神経の障害により正しく味が脳に伝わらなかったりすることで起こる。日本大学医学部付属板橋病院耳鼻咽喉科の田中真琴医師は「味覚障害は症状や原因が多岐にわたるのが特徴です」と話す。

 ◇味がまったく分からない

 味覚障害の中で一番多いのが、味が分かりづらくなる「味覚低下」と、まったく分からない「味覚脱失」だ。他にも、特定の味だけが分からなくなる「部分的味覚障害」、何も食べていないのに口の中が塩辛い、鉄をなめたような味がするといった「自発性異常味覚」、何を食べてもまずいと感じる「悪味(あくみ)症」、甘いのに苦いなど違う味を感じる「異味(いみ)症」などがある。

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