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目元のくまを解消
~若々しい印象を手に入れる~ 【第4回】

◇くまが改善しないときの対策―美容医療を考える
セルフケアで改善しない場合、美容医療を検討するのも一つの方法です。
1 PRP療法(多血小板血漿療法)
PRP療法(多血小板血漿療法)は、自分の血液から成長因子を抽出し、目の下に注入することで、コラーゲンの生成を促進します。肌の弾力が回復し、若返り効果を期待できます。
2 ヒアルロン酸注入
目の下のくぼみにヒアルロン酸を注入し、くまを目立たなくする治療法です。ヒアルロン酸はもともと人体に存在する成分で、皮膚になじみやすく、注入直後から効果が実感しやすいという性質があるため、施術時間が短く、ダウンタイム(施術後、回復するまでに必要な期間や、日常生活への支障が出る時間のこと)がほとんどありません。忙しい方でも気軽に受けられるのが特徴です。医師の技術による差があるものの、ふっくらとした自然な仕上がりが期待できます。
3 皮膚を切らずに目の下の脂肪を取る
下まぶたの内側の結膜部分を切開し余分な脂肪を除去することで、黒くまや目の下の膨らみを改善する治療法です。皮膚を切らないため、傷痕が残りにくく、違和感のないすっきりした目元になれるでしょう。
◇美容医療を選択する際のポイント
美容医療を選ぶ際は、専門性が高く実績の豊富なクリニックを選ぶことが大切です。メニューや料金体系がシンプルで分かりやすく、質の高いカウンセリングが受けられるかも重要なポイントとなります。自分が納得して施術を受けられるクリニックを選んでください。
人は見た目だけで判断されるわけではありませんが、自信を持つことで行動や表情が変わり、自然といい印象を与えやすくなります。自分に合ったケアを取り入れれば、目元の印象は変えられます。できることから始めて、心地よく過ごせる毎日を目指しましょう。(了)

宮部崇医師
宮部崇(みやべ・たかし) 99年佐賀医科大学卒。麻酔科医の傍ら積極的に美容医療へも携わり知識と経験を蓄積。06年男たちの美容外科・ドーズ美容外科総院長に就任。14年に医療法人一之会を設立し、理事長に就任。薄最先端の薄毛治療から再生医療まで常に新しい治療に興味を向け、男性専門の発毛治療の普及に尽力。
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(2025/04/16 05:00)
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