こちら診察室
適切対策で負担軽減
▽連載の趣旨
めまいや耳鳴りは「不定愁訴」として扱われ、十分な治療を受けることもなく「生活の質」(QOL)に支障が生じることが多い。正確な知識を持ち、日常生活での適切な対策や治療を続ければ、生活の負担も軽減できる。耳鼻科専門医の筆者が、発症メカニズムや治療法、食事の改善点や生活の中でできるリハビリ法などを紹介する。
▽筆者略歴
坂田英明(さかた・ひであき)
川越耳科学クリニック院長、埼玉医科大客員教授。元目白大学教授。
日本耳鼻咽喉学会専門医、日本聴覚医学会代議員。日本小児耳鼻咽喉学会評議員。
1988年埼玉医科大卒、91年帝京大学医学部附属病院耳鼻咽喉科助手、2005年目白大教授、15年より現職。小児難聴や耳鳴りなどの治療に積極的に取り組み、著書多数。近著に「フワフワするめまいは食事でよくなる」(マキノ出版)。