川上純 医師 (かわかみあつし)

長崎大学病院

長崎県長崎市坂本1-7-1

  • 第一内科(リウマチ・膠原病内科 神経内科 内分泌・代謝内科)
  • 先進予防医学共同専攻 先進予防医学講座 リウマチ・膠原病内科学分野 教授

神経内科 内分泌科・糖尿病 リウマチ科

専門

リウマチ・膠原病学(もっとも患者が多いのは関節リウマチ)

川上純

「患者さんと協力して病気に対処することを心がけ、実地臨床に即した、患者さんに還元できる研究を進めて行きたいと思っています」(川上純医師)
川上純医師らは早期関節炎の患者を対象に、関節リウマチ(RA)の早期分類・診断基準案を2009年にNagasaki scoreとして報告した。これは関節MRI所見を取り入れたもの。2010年には新しいRA分類基準が2010 RA分類基準として米国リウマチ学会(ACR)/欧州リウマチ学会(EULAR)から発表された。川上医師らも関節超音波を新たに加え2010 RA分類基準と組み合わせたNagasaki scoreバージョン2を作成。これらは実地臨床にすぐに応用可能な研究成果と言える。また、長崎県はHTLV-Iの高浸淫地域。川上医師らは20年にわたり、HTLV-I感染とシェーグレン症候群(SS)に関する研究も継続し、抗HTLV-I抗体陽性SSの特徴も明らかにしてきた。これも地域の特色を生かした研究内容であると言えるだろう。それ以外では、研究の進歩が著しい自己炎症症候群や皮膚筋炎、全身性エリテマトーデスに関しても、多施設共同研究の形式もとりながら、臨床ならびに基礎研究を進めている。
「その一方で、当科では長崎市内の診療所や開業医とのRAを中心とした連携医療にも力を入れています」(川上医師)
同院と地域の先生方とのネットワーク作りを通じて、長崎県のリウマチ膠原病疾患の医療レベルの向上にも貢献したいと考えているという。

診療内容

長崎大学病院は長崎県唯一の大学病院である。このため地域医療機関の医師らと連携しつつ、安全・安心をモットーに、患者に信頼される医療を提供したいと考えている。
川上医師らの専門領域であるリウマチ・膠原病は、診断と治療の進歩が非常に早い分野。その最先端の知識をできるだけ早く、地域の患者に提供したいという思いのもとに治療を行っている。

医師プロフィール

1985年3月 長崎大学医学部 卒業
1985年6月 長崎大学医学部附属病院第一内科研修医
1986年4月 日赤長崎原爆病院内科研修医
1987年4月 長崎大学大学院医学研究科内科学専攻博士課程入学(第一内科)
1991年3月 長崎大学大学院医学研究科内科学専攻博士課程終了(第一内科)
1991年4月 米国ハーバード大学ダナ・ファーバー癌研究所研究員
1994年1月 長崎大学医学部内科学第一研究生
2000年4月 長崎大学医学部内科学第一助手
2003年7月 長崎大学医学部・歯学部附属病院第一内科講師
2009年4月 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科展開医療科学講座准教授
2010年11月 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科展開医療科学講座教授
2016年4月 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科先進予防医学講座教授

「膠原病・リウマチ」を専門とする医師