鈴木康夫 医師 (すずきやすお)

東海大学医学部付属八王子病院

東京都八王子市石川町1838

  • リウマチ内科
  • 非常勤医師
  • 東海大学名誉教授

リウマチ科 内科

専門

膠原病、リウマチ、リウマチ学、臨床免疫学、骨代謝学

鈴木康夫

鈴木康夫医師は、東海大学名誉教授として医学部付属八王子病院でリウマチ膠原病診療に携わる。外来診療では、関節リウマチを中心に、全身性エリテマトーデス、炎症性筋疾患、血管炎症候群などリウマチ性疾患の診断と治療にあたる。特に、関節リウマチ治療の基本薬(アンカー薬剤)であるメトトレキサート治療の本邦でのオピニオンリーダーであり、日本リウマチ学会MTX 診療ガイドライン策定委員会の委員長を、長年務め、本邦におけるMTX高用量承認後のMTX適正使用に尽力した。八王子病院は、多摩地区のリウマチ膠原病診療の拠点の一つであり、入院診療では膠原病に合併する間質性肺炎など難治性病態に対して免疫抑制薬、血液浄化療法、免疫グロブリン大量療法など最新の治療を併用し治療にあたる。関節リウマチや膠原病治療中の感染症やリンパ腫、ステロイド治療の重大な合併症である骨粗鬆症の関連研究にも力を入れている。ステロイド性骨粗鬆症の診断と管理ガイドライン2014年改訂版作成にあたり中心的役割を果たした。また、日本リウマチ学会、血液学会、病理学会の3学会合同で作成した関節リウマチ患者に発生するリンパ増殖性疾患の診断と管理の手引き(2022.6)の編集代表者である。専門薬の効果や服薬中の注意点など医薬品情報提供の啓蒙にも尽力。2003年日本リウマチ財団ツムラ・リウマチ社会医学賞、2005年日本骨代謝学会特別賞を授賞。

診療を受けるには

他の医療機関よりの紹介状(診療情報提供書)が必要。医療連携室で予約可能。診察日は病院に要確認。

他の勤務先

■ 神奈川リハビリテーション病院
神奈川県厚木市七沢516番地
TEL: 046-249-2220

医師プロフィール

1976年3月 慶應義塾大学医学部卒業, 内科学教室 血液・感染症・リウマチ内科入局
1978年5月 慶應義塾大学内科学教室 血液・感染症・リウマチ内科入局
1983年8月 米国ワシントン大学医学部(St.Louis)骨代謝部門留学
1986年9月 川崎市立川崎病院内科医長
1989年7月 聖マリアンナ医科大学第一内科講師
1990年10月 同大学内科(膠原病・アレルギー)・臨床検査医学講師、同大学難病治療研究センター医用工学研究室室長
1992年11月 同大学内科(膠原病・アレルギー)・臨床検査医学助教授
1999年 4月 同大学内科学(リウマチ・膠原病・アレルギー内科)助教授
2002年4月 東海大学医学部内科学系リウマチ内科学 助教授
2005年4月~2017年3月  東海大学医学部内科学系リウマチ内科学教授、
             同付属病院難病治療研究センター長
2009年4月~2016年3月 東海大学医学部付属病院 副院長
2017年4月 東海大学医学部内科学系リウマチ内科学 特任教授
2022年4月 東海大学名誉教授

所属学会

日本リウマチ学会名誉会員、日本内分泌学会評議員, ,日本骨代謝学会評議員、日本内科学会認定医、日本リウマチ学会指導医/専門医、日本リウマチ財団登録医、日本骨粗鬆学会認定医

主な著書

『関節リウマチ関連リンパ増殖性疾患の診断と管理(編集代表者)』(羊土社2022)
『内科学書改訂第9版(中山書店2019,)朝倉内科学第12版(朝倉書店2020年)』など分担執筆多数
『関節リウマチ―生物学的製剤の正しい使い方とは? (インフォームドコンセントのための図説シリーズ)』(2019年 医薬ジャーナル; 改訂版)
『関節リウマチ治療におけるメトトレキサート(MTX)診療ガイドライン2016年改訂版 』(2016年羊土社)
『生物学的製剤によるリウマチ治療マニュアル』(2010年 日本医学館)
『間質性肺疾患診療マニュアル』(2010年 南江堂)
『よくわかる関節リウマチのすべて』(2009年 永井書店)
(更新日:2024年11月27日)