山本一彦 医師 (やまもとかずひこ)

東京大学医学部附属病院

東京都文京区本郷7-3-1

  • アレルギーリウマチ内科
  • 科長、教授

アレルギー科 リウマチ科 内科

専門

膠原病、リウマチ

山本一彦

日本リウマチ学会や日本免疫学会の理事を務める自己免疫疾患のエキスパート。関節リウマチに対しては、活動性を抑制する抗リウマチ薬を中心に治療にあたる。従来の薬では関節炎がよくならない場合や変形が進行する場合には、積極的に生物学的製剤を使用している。膠原病に関しては、他科と連携しながら多臓器障害を総合的に診療。臨床現場では効果のある最新の治療法を常に取り入れ、研究面では自己免疫疾患の関連遺伝子を探索するなど、病態の解析と新しい治療法の確立を目指している。

診療内容

同科を率いる山本医師は日本リウマチ学会の理事でもあり、外来ではリウマチ性疾患を担当している。主に関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、皮膚筋炎・多発筋炎、結節性多発動脈炎、混合性結合組織病、ウェゲナー肉芽腫症、ベーチェット病などの診療にあたる。長期にわたる慢性疾患が多いため、治療の際には患者の社会生活に支障を来さないように配慮しながら全人的診療を心がける。治療方針は、臨床現場での豊富な経験と国内外の報告論文に基づく情報を総合的に考慮したうえで、患者が納得できるようなものを決めていく。病気の診断や新しい治療法の相談、他の医療機関からの紹介や患者の希望によるセカンドオピニオンのコンサルテーションなども積極的に受付けている。
関節リウマチは関節に炎症がおきて、進行すると関節の変形をおこす病気だ。日本には現在約70万人の患者がいる。早期に診断して積極的な治療を開始し、関節変形が進む前に病勢を改善させることがその後の生活の質にとって非常に重要となっている。同科では最新の自己抗体検査や関節エコー検査などを利用して早期診断・治療に活かしている。
関節リウマチの治療は、関節炎を抑える薬物療法、リウマチ体操などにより関節の可動域を保つリハビリテーション、関節機能を再建するための手術療法に大きく分けられる。同科では薬物療法として抗リウマチ薬を中心に、近年は生物学的製剤も積極的に用いている。抗リウマチ薬は関節リウマチの活動性を抑制する関節リウマチ治療における中心的薬剤だ。近年導入している生物学的製剤は、抗炎症効果に加え、関節破壊抑制効果が期待されている。その他、各患者の症状に合わせ、必要な場合には、ステロイドや非ステロイド系抗炎症薬を用い治療を行う。
関節リウマチの早期診断及び早期の十分な治療導入を行うことを目標とし、2012年6月にはリウマチ初診外来を開設。同年9月には生物学的製剤外来を開設した。
免疫システムの異常を解明し、その調節機構を応用して臨床に役立てることを目指し、研究にも力を入れている。

医師プロフィール

1977年3月 東京大学医学部医学科 卒業
1982年9月 ドイツ癌研究センター免疫遺伝学研究所 客員研究員
1991年5月 東京大学医学部物療内科 講師
1993年7月 聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター 准教授
1995年4月 九州大学生体防御医学研究所臨床免疫学部門 教授(同附属病院リウマチ膠原病内科併任)
1997年10月 東京大学大学院医学系研究科内科学専攻 アレルギーリウマチ学 教授(同医学部附属病院アレルギーリウマチ内科併任)

「膠原病・リウマチ」を専門とする医師