板橋家頭夫 医師 (いたばしかずお)

社会福祉法人愛正会 愛正会記念 茨城福祉医療センター

茨城県水戸市元吉田町1872-1

  • センター長
  • 昭和大学名誉教授

小児科

専門

小児科学、新生児医学(早産低出生体重児の成長/栄養管理、HTLV-1母子感染予防)

板橋家頭夫

これまで約40年間新生児医療に従事してきたが、現職では外来診療は担当しておらず、管理者として重症心身障害児(者)/肢体不自由児(者)施設の運営にあたっている。出生直後からの積極的栄養の導入や母乳強化パウダーの開発など栄養面からのアプローチによって極低出生体重児の予後向上に貢献してきた。また、厚生労働科学研究の主任あるいは分担研究者として、現在利用されている「在胎期間別出生時発育値」や「HTLV-1母子感染予防対策マニュアル」作成に関与した。その他、青年期の極低出生体重児出身者の生活習慣病のリスクについても明らかにした。昭和大学在職中から、近隣の小学校にてワークショップ形式で生命の誕生や子宮内環境と将来のリスクなどを中心とした内容による「命の授業」を行い、現在も継続している。

診療を受けるには

現在、板橋医師は外来診療を担当していない。

医師プロフィール

1979年3月 昭和大学医学部 卒業
1979年4月 昭和大学小児科学教室
1988年2月 葛飾赤十字産院小児科部長
1990年7月 昭和大学小児科専任講師
1996年8月 浦和市立(現さいたま市立)病院小児科科長
1999年7月 埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センター新生児部門助教授
2002年4月 昭和大学横浜市北部病院こどもセンター教授
2003年12月 昭和大学病院小児科診療科長、昭和大学医学部小児科学講座主任教授
2008年4月 昭和大学病院副院長
2016年4月 昭和大学病院院長
2021年4月 社会福祉法人愛正会 愛正会記念茨城福祉医療センター・センター長に就任

所属学会

医学博士、日本小児科学会名誉会員、日本周産期新生児医学会名誉会員、日本新生児成育医学会名誉会員、日本母乳哺育学会名誉会員、日本小児臨床薬理学会名誉会員、日本HTLV-1学会功労会員、日本DOHaD学会顧問

主な著書

『エビデンスに基づく早産児の栄養管理』(2007年メジカルビュー社/翻訳)
『最新新生児栄養管理ステップアップブック』(編集/分担執筆:2008年メディカ出版)
『DOHaD その基礎と臨床 生活習慣病の根源を探る:胎生期から乳児期までの環境と成人期の健康問題』(監修/分担執筆2008年金原出版)
『SGA性低身長症のマネジメント』(監修/分担執筆:2009年メディカルレビュー社)
『新生児栄養学』(編集/分担執筆:2009年メディカルレビュー社)
『新生児のプライマリケア』(編集/分担執筆:2014年診断と治療社)
『小児の摂食嚥下リハビリテーション』(分担執筆:2014年医歯薬出版)
『小児薬物療法テキストブック』(総監修:2017年じほう)
『実践臨床生殖免疫学』(分担執筆2018年中外医学社)
『新生児学テキスト』(分担執筆2018年メディカ出版)
『早産児、低出生体重児の成長と発達のみかた』(編集/分担執筆2019年東京医学社)
『児童心理学の進歩2019年版』(分担執筆2019年金子書房)
『DOHaD先制医療への展開』(分担執筆2023年金原出版)
『Comprehensive Hematology and Stem Cell Research』(分担執筆2024年Elsevier)
(更新日:2024年7月3日)