藤井知行 医師 (ふじいともゆき)

山王病院

東京都港区赤坂8-10-16

  • 女性医療センター長
  • 病院長
  • 国際医療福祉大学大学院・医学部教授/国際医療福祉大学グループ産婦人科統括教授

産婦人科 婦人科 産科

専門

産婦人科全般(特に周産期医学・生殖免疫学)、不育症・妊娠高血圧症候群・早産・母子感染

藤井知行

藤井知行医師は、産婦人科全般のエキスパート。中でも、妊娠高血圧症候群、早産、母子感染などの産科医療を専門とする。また、産科医療と生殖医療のはざまに位置する不育症医療について、わが国で本疾患に対する医療が始まった30年以上前から、その最前線を担い、本疾患に対するオピニオンリーダーの一人である。東京大学で長年にわたり、診療・研究・教育に携わり、その間、日本産科婦人科学会理事長(2015~2019年)としてわが国の産婦人科の舵取りを行い、産婦健診の必要性を訴えるなど妊産婦の環境整備のためにも精力的に活動する。定年前に東京大学教授を退職し、山王病院病院長、国際医療福祉大学グループ産婦人科統括教授に就任後も、山王病院で産科とともにライフワークとしている不育症専門外来を担当。女性の健康維持・増進に貢献し、学生や後進の指導にも尽力している。

医師プロフィール

1957年2月27日生まれ
1982年3月 東京大学医学部医学科卒業
1982年6月 東京大学医学部附属病院産婦人科研修医
1991年4月 米国シアトル市フレッドハッチンソン癌研究所ヒト免疫遺伝学部門 留学
1997年12月 東京大学医学部附属病院産婦人科 講師
2005年6月 東京大学大学院医学系研究科産婦人科学講座 助教授(准教授)
2012年4月 東京大学医学部附属病院総合周産期母子医療センター センター長(併任)
2012年6月 東京大学大学院医学系研究科産婦人科学講座 教授
2013年4月 東京大学医学部附属病院女性診療科・産科 科長(併任)
2020年4月 東京大学医学部附属病院小児・周産・女性科診療部門 部門長(併任)
2020年12月 東京大学退職
2021年1月 医療法人財団順和会山王病院 病院長
          国際医療福祉大学大学院 教授(併任)
2021年7月 国際医療福祉大学医学部産婦人科学 教授(併任)
2021年9月 国際医療福祉大学グループ 産婦人科統括教授(併任)

所属学会

日本産科婦人科学会/日本専門医機構産婦人科専門医・指導医、日本周産期・新生児医学会周産期専門医(母体・胎児)、日本不育症学会認定医・理事、日本生殖免疫学会監事、日本産婦人科乳腺医学会常務理事、日本受精着床学会執行会員、東京都周産期医療協議会会長、日本学術会議第二部会員、最高裁判所医事関係訴訟委員会委員など

医学博士、母体保護法指定医

■受賞歴
日本産科婦人科学会栄誉賞、2021年度中冨健康科学振興賞

主な著書

『知っておきたい不妊症・不育症ガイド』(総監修)2022年,時事通信社
『産科救急マニュアル』(監修)2021年,中山書店
『不育症』(共同編集)2021年,メジカルビュー社
『Science and Practice 産科婦人科臨床シリーズ 4 不妊症』(総編集)2021年,中山書店
『Science and Practice 産科婦人科臨床シリーズ 3 分娩・産褥期の正常と異常/周産期感染症』(総編集・専門編集)2021年,中山書店
『Science and Practice 産科婦人科臨床シリーズ 5 悪性腫瘍』(総編集)2020年,中山書店
『Science and Practice 産科婦人科臨床シリーズ 2 妊娠期の正常と異常』(総編集・専門編集)2020年,中山書店
『Science and Practice 産科婦人科臨床シリーズ 6 女性ヘルスケア』(総編集)2019年,中山書店
『Science and Practice 産科婦人科臨床シリーズ 1 生殖生理』(総編集)2019年,中山書店
『第3版 プリンシプル産科婦人科学 1婦人科編』(代表監修)2014年,メジカルビュー社
『第3版 プリンシプル産科婦人科学 2産科編』(代表監修)2014年,メジカルビュー社
他に編集、執筆著書多数。

【論文】
専門領域学術論文550編ほど
(更新日:2024年10月2日)