急性細気管支炎〔きゅうせいさいきかんしえん〕
気管支より奥の細気管支の炎症です。6カ月前後の乳児がかかりやすく、RSウイルス感染が80%を占めます。かぜ症状に続いて呼吸時にゼーゼーいう音(喘鳴〈ぜんめい〉)と呼吸困難があらわれます。あきらかな呼吸困難があれば入院となります。水分補給の点滴や酸素吸入がおこなわれますが、重症例は人工呼吸器で呼吸管理が必要なこともあります。
(執筆・監修:自治医科大学附属さいたま医療センター 教授〔小児科〕 市橋 光)