偽斜視〔ぎしゃし〕
外見上斜視にみえますが、本当は斜視ではありません。乳幼児では鼻根部が低く幅広だったり、内眼角部の皮膚が鼻側の結膜を狭くしていて、一見角膜が内側に寄り、内斜視のようにみえることがあります。
まっすぐ正面のある点を見つめさせて片眼ずつさえぎってみると目は動かないので、両眼でまっすぐ見ていることがわかります。つまり斜視ではないのです。
治療は、特にしなくても子どもが成長すれば鼻も高くなり、内斜視のようにみえていたのが正常にみえるようになります。
まっすぐ正面のある点を見つめさせて片眼ずつさえぎってみると目は動かないので、両眼でまっすぐ見ていることがわかります。つまり斜視ではないのです。
治療は、特にしなくても子どもが成長すれば鼻も高くなり、内斜視のようにみえていたのが正常にみえるようになります。
(執筆・監修:慶應義塾大学 教授〔眼科〕 根岸 一乃)