胸壁と胸郭
胸部には心臓や肺という大切な臓器が存在し、これを守るように胸骨・肋骨と脊椎骨(せきついこつ)によってぐるりと囲まれています。この骨格および周囲の筋肉や皮膚によって胸壁ができあがっています。
この胸壁と、胸部・腹部とを分ける筋肉の膜である横隔膜に仕切られた入れ物が胸郭(きょうかく)です。
胸郭の役割は、胸部臓器の保護ならびに呼吸運動をおこなうことです。胸壁のなかで、乳房の病気は「女性の病気」で取り扱い、副乳も「女性の病気」の乳首(乳頭)の異常で取り扱っています。胸部臓器のなかで心臓・大血管の病気はそれぞれ「心臓の病気」(胸部の病気)、「血圧・血管の病気」(全身の病気)で取り扱い、肺・気管の病気は「呼吸器の病気」(胸部の病気)で取り扱います。
この胸壁と、胸部・腹部とを分ける筋肉の膜である横隔膜に仕切られた入れ物が胸郭(きょうかく)です。
胸郭の役割は、胸部臓器の保護ならびに呼吸運動をおこなうことです。胸壁のなかで、乳房の病気は「女性の病気」で取り扱い、副乳も「女性の病気」の乳首(乳頭)の異常で取り扱っています。胸部臓器のなかで心臓・大血管の病気はそれぞれ「心臓の病気」(胸部の病気)、「血圧・血管の病気」(全身の病気)で取り扱い、肺・気管の病気は「呼吸器の病気」(胸部の病気)で取り扱います。
(執筆・監修:日本赤十字社医療センター 院長〔呼吸器外科〕 中島 淳)