帯状疱疹〔たいじょうほうしん〕 家庭の医学

 水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスにはじめて感染すると、症状は水ぼうそう(水痘)になります。このとき、ウイルスは知覚神経節に潜伏します。過労などでウイルスが再活性化すると、知覚神経が分布する皮膚に帯状の疼痛(とうつう)を伴う発疹(ほっしん)が出現します。50歳以上の人、疲労、ストレス、がんや膠原病の治療などで免疫力の低下した人で発症しやすくなります。強い痛みを伴う帯状疱疹後神経痛が長期間にわたって残ることがあります。また約6%の割合でくり返し発症することがあります。
 治療には抗ウイルス薬のアシクロビル、バラシクロビルが有効です。
 50歳以上の人、帯状疱疹に罹患するリスクが高いと考えられる18歳以上の人が接種対象となる帯状疱疹ワクチンの接種により、予防することが可能です。

【参照】皮膚の病気:帯状疱疹

(執筆・監修:熊本大学大学院生命科学研究部 客員教授/東京医科大学微生物学分野 兼任教授 岩田 敏)
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