妊娠中期以降に受ける検査 家庭の医学

 体重、尿検査、血圧は初期と同じですが、そのほかに次の点が異なります。

□外診
 子宮の大きさをみるために、子宮底長と腹囲が測定され母子手帳に記入されます。胎児心拍の聴診をおこない、胎児の大きさ、位置、羊水(ようすい)量などを触診にて確認します。

□むくみ
 足の前脛(けい)骨部(すね)の皮膚を押して調べます。

□乳房検査
 乳頭のかたちがくぼんでいないか、しこりがないかも確認します。異常がなければ通常1回のみです。

□内診
 毎回おこなう病院もありますが、特に後期は、子宮口の開き具合、赤ちゃんの頭の下降の程度をみるために欠かせません。
 妊婦健診は妊娠6カ月までは4週ごと、7~9カ月は2週ごと、10カ月に入ったら毎週おこないます。

(執筆・監修:恩賜財団 母子愛育会総合母子保健センター 愛育病院 産婦人科 部長 竹田 善治)
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