全国で1~3月に自宅で死亡した独り暮らしの高齢者が1万7034人(暫定値)だったことが14日、警察庁のまとめで分かった。1年間の死者数は単純計算で約6万8000人と推計される。政府が進めている孤独・孤立問題の実態把握に向けた議論を受け、同庁が初めて調査した。
 警察庁によると、1~3月に全国の警察が取り扱った6万466人の遺体のうち、自宅で亡くなった独り暮らしの人は、自殺を含め2万1716人だった。家を訪ねた親族が通報したり、医師が届け出たりしたケースが該当するという。 (C)時事通信社