伊藤信太郎環境相は18日、新潟水俣病の新たな被害者救済策の検討に向け、実務者協議を進める考えを表明した。新潟市内で開かれた患者団体との懇談後、記者団に明らかにした。
 伊藤氏は、団体が求める被害者救済に関し「今後、実務者協議を行うが、その中の議題になる。これからの議論の積み重ねの中で進める」と強調した。
 熊本県なども含めた環境相と被害者団体との一連の懇談は終了。伊藤氏は「問題の根深さ、複雑さに関する認識を深めた。水俣病の解決は重要で、責任感をさらに強めた」と振り返った。 (C)時事通信社