同窓会組織を巡る不正支出疑惑などの問題を受け、東京女子医大(東京都新宿区)の理事会は7日、岩本絹子理事長の解任を可決した。関係者によると、岩本氏以外の理事全員一致で決定した。
 丸義朗学長を含む理事計10人は引責辞任を表明しており、今後役員は総入れ替えとなる見通し。新体制成立までは暫定的に肥塚直美理事が理事長を務める。
 関係者によると、同日開かれた理事会で、岩本氏は「辞任するつもりはあるがまだだ」などと述べたため、他の理事らが解任を要求し議決に至ったという。理事長職は解任されたが、手続き上の関係で理事にはとどまっており、近く評議員会が開かれ理事も解任される。 (C)時事通信社