厚生労働省は2日、2025年度から29年度まで5年間の公的年金運用目標(実質的な運用利回り)を、現行の1.7%から1.9%に引き上げる方針を示した。賃金や物価の継続的な伸びが想定される中、これまでで最も高い目標とした。
 同日の社会保障審議会(厚労相の諮問機関)部会で提示した。年度内に正式決定し、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)に指示。GPIFはこれを目安に、運用のポートフォリオ(資産構成)などを決める。 (C)時事通信社