「潰瘍性大腸炎との暮らしを、話せる社会へ。」プロジェクト 患者さんと専門医の座談会レポートを公開
日本イーライリリー株式会社
~話してみよう!周りの人に、主治医に~
日本イーライリリー株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:シモーネ・トムセン、以下「日本イーライリリー」)と持田製薬株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:持田 直幸、以下「持田製薬」)は、潰瘍性大腸炎と、その症状の1つでありQOLに大きな影響を及ぼす「便意切迫感」への理解を促す「潰瘍性大腸炎との暮らしを、話せる社会へ。」プロジェクト(以下「本プロジェクト」)を進めています。その一環として、長年にわたり潰瘍性大腸炎とともに暮らす2人の患者さんと、炎症性腸疾患の専門医である中村志郎先生(大阪医科薬科大学内科学II教室 専門教授)をお招きして座談会を開催し、そのレポートを2024年6月20日に公開いたしました( https://www.mochida.co.jp/withuc/report/ )。
潰瘍性大腸炎は、主に大腸粘膜にびらんや潰瘍を形成する原因不明のびまん性非特異性の炎症性疾患で、特徴的な症状は、持続性または反復性の粘血・血便です(*1)。社会的活動が最も活発な若年層から壮年層での発症が最も多く、QOLに大きな影響を及ぼすとされています(*2)。なかでも、潰瘍性大腸炎の患者さんが最も改善したい症状として挙げているのが“突然かつ緊急に感じる排便の必要性”と定義される「便意切迫感」です(*3-*6)。
こうした現状を踏まえ、日本イーライリリーおよび持田製薬は本プロジェクトを2023年7月5日に発足し、特設サイト( https://www.mochida.co.jp/withuc/ )上に患者さんの声や患者さんへの「便意切迫感」に関する調査結果、WEB動画「便意切迫さんのうた」を掲載し、潰瘍性大腸炎と「便意切迫感」に関する社会の理解促進のための情報発信を行ってきました。
今回開催した座談会では、潰瘍性大腸炎による患者さんの日常生活における困りごとや、周囲の人との関係性、便意切迫感に備えて工夫していることなどを、具体例を交えてお話しいただきました。また、患者さんと主治医のより良いコミュニケーションのあり方について、患者さんと医師、それぞれの視点から意見をいただき、潰瘍性大腸炎の患者さんが安心して暮らせる社会の実現に向けた、多くの示唆を得ることができました。
日本イーライリリーおよび持田製薬は、この座談会レポートが、潰瘍性大腸炎の患者さんと主治医あるいは周囲の方々の「話す」きっかけとなればと願っております。
以上
座談会について
・ 開催時期:2024年3月
・ 主催:日本イーライリリー株式会社、持田製薬株式会社
・ 参加メンバー:
潰瘍性大腸炎について
潰瘍性大腸炎は、主に大腸粘膜にびらんや潰瘍を形成する原因不明のびまん性非特異性の炎症性疾患で、特徴的な症状は、持続性または反復性の粘血・血便です(*1)。日本では患者数が22万人以上と推定されていますが、過去20年間で大幅に増加しています(*7)。患者さんの多くは当初軽症と診断され、従来治療による治療を開始された方でも、中等症から重症の活動性疾患に進行することがあります。発症年齢のピークは男性で20~24歳、女性では25~29歳ですが、若年者から高齢者まで発症します。男女比は1:1で性別に差はありません。
日本イーライリリーについて
日本イーライリリー株式会社は、米国イーライリリー・アンド・カンパニーの日本法人です。日本の患者さんがより健康で充実した生活を実現できるよう、50年にわたり、科学に思いやりを込めて、世界レベルの革新的な医薬品の開発と供給を行っています。現在、がん、糖尿病、アルツハイマー病などの中枢神経系疾患、自己免疫疾患など、複数の領域にわたり日本の医療に貢献しています。 https://www.lilly.com/jp
持田製薬について
持田製薬株式会社は、1913年の創業以来、独創的な医薬品の研究開発により、特色ある医薬品を医療の場に提供してまいりました。現在は、循環器、産婦人科、精神科、消化器の重点4領域をはじめ、難治性疾患の治療剤、バイオ後続品を含む後発医薬品など、医療ニーズに応えた取り組みを行っています。とくに消化器領域に注力しており、潰瘍性大腸炎の治療においては、複数の治療剤や体外診断用医薬品を提供しております。 https://www.mochida.co.jp
# # #
(*1) 難治性炎症性腸管障害に関する調査研究(久松班)令和5年度分担研究報告書. 潰瘍性大腸炎・クローン病診断基準・治療指針(令和5年度改訂版). http://www.ibdjapan.org/pdf/doc15.pdf (2024年6月6日閲覧).
(*2) Hibi T, Ishibashi T, Ikenoue Y, Yoshihara R, Nihei A, Kobayashi T. Ulcerative colitis: Disease burden, impact on daily life, and reluctance to consult medical professionals: Results from a Japanese internet survey. Inflamm Intest Dis 2020;5:27-35.
(*3) Newton L. et al. J Patient Rep Outcomes. 2019: 3: 66.
(*4) Buchmann P. et al. Digestion. 1981: 22: 310-316.
(*5) US Department of Health and Human Service [FDA Guidance for UC Endpoints] 2016. Available at: https://www.fda.gov/media/99526/download (Accessed August 2020).
(*6) Hibi, T. et al.: Inflamm Intest Dis., 5(1), 27(2020)
(*7) Murakami Y. et al.: J Gastroenterol., 54, 1070-7 (2019)
【プレスリリースはこちらのPDF版でもご覧になれます。】
https://prtimes.jp/a/?f=d5823-145-834905ef503fb9b42e1435f79f6f6bfd.pdf
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~話してみよう!周りの人に、主治医に~
日本イーライリリー株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:シモーネ・トムセン、以下「日本イーライリリー」)と持田製薬株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:持田 直幸、以下「持田製薬」)は、潰瘍性大腸炎と、その症状の1つでありQOLに大きな影響を及ぼす「便意切迫感」への理解を促す「潰瘍性大腸炎との暮らしを、話せる社会へ。」プロジェクト(以下「本プロジェクト」)を進めています。その一環として、長年にわたり潰瘍性大腸炎とともに暮らす2人の患者さんと、炎症性腸疾患の専門医である中村志郎先生(大阪医科薬科大学内科学II教室 専門教授)をお招きして座談会を開催し、そのレポートを2024年6月20日に公開いたしました( https://www.mochida.co.jp/withuc/report/ )。
潰瘍性大腸炎は、主に大腸粘膜にびらんや潰瘍を形成する原因不明のびまん性非特異性の炎症性疾患で、特徴的な症状は、持続性または反復性の粘血・血便です(*1)。社会的活動が最も活発な若年層から壮年層での発症が最も多く、QOLに大きな影響を及ぼすとされています(*2)。なかでも、潰瘍性大腸炎の患者さんが最も改善したい症状として挙げているのが“突然かつ緊急に感じる排便の必要性”と定義される「便意切迫感」です(*3-*6)。
こうした現状を踏まえ、日本イーライリリーおよび持田製薬は本プロジェクトを2023年7月5日に発足し、特設サイト( https://www.mochida.co.jp/withuc/ )上に患者さんの声や患者さんへの「便意切迫感」に関する調査結果、WEB動画「便意切迫さんのうた」を掲載し、潰瘍性大腸炎と「便意切迫感」に関する社会の理解促進のための情報発信を行ってきました。
今回開催した座談会では、潰瘍性大腸炎による患者さんの日常生活における困りごとや、周囲の人との関係性、便意切迫感に備えて工夫していることなどを、具体例を交えてお話しいただきました。また、患者さんと主治医のより良いコミュニケーションのあり方について、患者さんと医師、それぞれの視点から意見をいただき、潰瘍性大腸炎の患者さんが安心して暮らせる社会の実現に向けた、多くの示唆を得ることができました。
日本イーライリリーおよび持田製薬は、この座談会レポートが、潰瘍性大腸炎の患者さんと主治医あるいは周囲の方々の「話す」きっかけとなればと願っております。
以上
座談会について
・ 開催時期:2024年3月
・ 主催:日本イーライリリー株式会社、持田製薬株式会社
・ 参加メンバー:
潰瘍性大腸炎について
潰瘍性大腸炎は、主に大腸粘膜にびらんや潰瘍を形成する原因不明のびまん性非特異性の炎症性疾患で、特徴的な症状は、持続性または反復性の粘血・血便です(*1)。日本では患者数が22万人以上と推定されていますが、過去20年間で大幅に増加しています(*7)。患者さんの多くは当初軽症と診断され、従来治療による治療を開始された方でも、中等症から重症の活動性疾患に進行することがあります。発症年齢のピークは男性で20~24歳、女性では25~29歳ですが、若年者から高齢者まで発症します。男女比は1:1で性別に差はありません。
日本イーライリリーについて
日本イーライリリー株式会社は、米国イーライリリー・アンド・カンパニーの日本法人です。日本の患者さんがより健康で充実した生活を実現できるよう、50年にわたり、科学に思いやりを込めて、世界レベルの革新的な医薬品の開発と供給を行っています。現在、がん、糖尿病、アルツハイマー病などの中枢神経系疾患、自己免疫疾患など、複数の領域にわたり日本の医療に貢献しています。 https://www.lilly.com/jp
持田製薬について
持田製薬株式会社は、1913年の創業以来、独創的な医薬品の研究開発により、特色ある医薬品を医療の場に提供してまいりました。現在は、循環器、産婦人科、精神科、消化器の重点4領域をはじめ、難治性疾患の治療剤、バイオ後続品を含む後発医薬品など、医療ニーズに応えた取り組みを行っています。とくに消化器領域に注力しており、潰瘍性大腸炎の治療においては、複数の治療剤や体外診断用医薬品を提供しております。 https://www.mochida.co.jp
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(*1) 難治性炎症性腸管障害に関する調査研究(久松班)令和5年度分担研究報告書. 潰瘍性大腸炎・クローン病診断基準・治療指針(令和5年度改訂版). http://www.ibdjapan.org/pdf/doc15.pdf (2024年6月6日閲覧).
(*2) Hibi T, Ishibashi T, Ikenoue Y, Yoshihara R, Nihei A, Kobayashi T. Ulcerative colitis: Disease burden, impact on daily life, and reluctance to consult medical professionals: Results from a Japanese internet survey. Inflamm Intest Dis 2020;5:27-35.
(*3) Newton L. et al. J Patient Rep Outcomes. 2019: 3: 66.
(*4) Buchmann P. et al. Digestion. 1981: 22: 310-316.
(*5) US Department of Health and Human Service [FDA Guidance for UC Endpoints] 2016. Available at: https://www.fda.gov/media/99526/download (Accessed August 2020).
(*6) Hibi, T. et al.: Inflamm Intest Dis., 5(1), 27(2020)
(*7) Murakami Y. et al.: J Gastroenterol., 54, 1070-7 (2019)
【プレスリリースはこちらのPDF版でもご覧になれます。】
https://prtimes.jp/a/?f=d5823-145-834905ef503fb9b42e1435f79f6f6bfd.pdf
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(2024/06/20 11:00)
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