医療・医薬・福祉 美容・健康

国内シェア99.9%のさい帯・さい帯血ファミリーバンク「ステムセル研究所」シンガポールにおける地域統括会社(海外子会社)を設立

株式会社ステムセル研究所
~「さい帯・さい帯血保管」市場の開拓を目指す~

株式会社ステムセル研究所(本社:東京都港区、代表:清水崇文)は、2024年10月15日(火)開催の取締役会において、以下のとおり、シンガポールにおける地域統括会社(海外子会社)を設立することを決議しましたので、お知らせいたします。


ステムセル研究所はASEAN地域での事業展開を進めています。今回の地域統括会社をベースに現地企業との連携も推進していきます。

シンガポールにおける海外子会社設立の目的
当社はさい帯血新規保管数の国内シェア99.9%(さい帯は100%)を誇る国内リーディングカンパニーです。この度、さらなる市場の開拓を目指し、ASEAN地域における、さい帯・さい帯血等の周産期組織由来の細胞バンク事業等の展開を目的に、シンガポールに地域統括会社(Regional Head Quarters)を設立いたします。

ASEAN地域の出生数は、日本では年間約70万人であるのに対し1,000万人以上です。今後シンガポールを起点として、ASEAN地域での事業展開を加速させることでさらなる成長を目指します。

【設立する子会社の概要】

※資本金の円貨への換算は、1SGD=114.26円(2024年10月11日時点)を使用しております。

横浜にある保管施設。採取されたさい帯・さい帯血は全国の提携クリニックから48時間以内に運ばれ、厳重なセキュリティシステムの下で長期保管される。

凍結保管の前には、専門スタッフが適切な処理を施す。

【ステムセル研究所とは】
日本国内シェア99.9%の「さい帯・さい帯血ファミリーバンク」です。2021年からは国内唯一の「さい帯ファミリーバンク」サービスを、2023年からはさい帯由来幹細胞の培養上清液を家族向けに製造する「ファミリー上清」製造サービスを開始しました。出産時にのみ採取できるさい帯・さい帯血には、再生医療・細胞治療に役立つ細胞が多く含まれており、投与することにより脳性まひ・自閉症スペクトラム障害といった従来は積極的な治療法のなかった病気・疾患の改善が期待されています。脳性まひに関してはすでに高知大学にてさい帯血投与の臨床研究が行われており、海外では投与による運動機能および脳神経回路の改善が報告されています。自閉症スペクトラム障害に関しても大阪公立大学にてお子さまご自身のさい帯血を投与する臨床研究が始まります。
また、保管したさい帯から培養上清液を製造し、更年期障害を含むエイジングケアに役立てていただくなど、美容医療分野での活用にも期待が高まっています。

現在、日本での保管率は約1%と諸外国(アメリカ約3%、韓国約7%、シンガポール約20%)に比べて低い現状ですが、今後の研究の進展により再生医療等での利用が拡大することで、保管率はさらに上昇することが見込まれています。一生に一度しか採取できない貴重な赤ちゃんの細胞を、赤ちゃん本人やそのご家族の未来に役立てていただくため、今後も取り組みを続けてまいります。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
本コーナーの内容に関するお問い合わせ、または掲載についてのお問い合わせは株式会社 PR TIMES ()までご連絡ください。製品、サービスなどに関するお問い合わせは、それぞれの発表企業・団体にご連絡ください。

関連記事(PRTIMES)