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食事やトイレに注意=家庭でできる感染症対策

 2016年はインフルエンザの流行が例年より早く、冬型の感染性胃腸炎の原因となるノロウイルスも猛威を振るっている。小さな子どもを持つ母親を対象に、二次感染の防止やかかった場合の対処法をテーマにしたセミナーが11月末、東京都内で開かれた。講師を務めた済生会横浜市東部病院小児肝臓消化器科の十河剛副部長が家庭内でできる対策のポイントを紹介した。

 ◇基本はうがいと手洗い
 感染症対策の基本はまず、手洗いとうがいだ。「インフルエンザウイルスは高温多湿が苦手なので、喉を湿らせることが大事。うがいはうがい薬を使わなくても、水で構わない」と十河氏は言う。ノロウイルスの場合については「洗っても流れない。基本は加熱することだ」と指摘した。

 ◇避けたい じか箸
 次に十河氏は食事に関する注意に触れた。感染症を引き起こすウイルスは、唾液の中にもいるからだ。盛り合わせにした料理を自分の箸で直接皿から取る「じか箸」は避け、取り箸を使って取り分けるようにしたい。発症した子どもが取り箸を使うと、感染の恐れがある。この場合は、父親や母親が取り分けてやるのがよい。
 洗った食器でも外に出しておけば、ウイルスが付く可能性がある。「食事の前にもう一度洗うのがベターだ。このときは、水でゆすぐだけで十分だ」
 冬場は鍋料理を楽しむ家庭も多い。「鍋はどうか」という母親の質問に、十河氏は「しっかり加熱してあれば、直接、箸を入れてもよいだろう」と答えた。

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