3歳児健診で必ずチェックを
早期発見したい子どもの弱視
◇眼鏡や点眼で治療
視力の発達は6歳ごろまでに完成されるので、機能性弱視は早期に治療を行うほど良い結果が得られる。目の負担を軽減するために常に眼鏡を掛け、左右の視力に差がある場合は、良い方の目を隠して悪い方だけで物を見る訓練をしたり、使い過ぎる側の目に調節まひ剤を点眼したりして、左右の視力が同じレベルになるようにしていく。年齢とともに焦点を合わせる機能が発達してきたら、少しずつ眼鏡の度数を下げていく。
依田院長は「弱視は放置すると映像を感じ取る脳がそれに慣れてしまい、治療期間が長引きます。早期発見のためにも3歳児健診を必ず受けることと、就学までは年に1度の眼科検診を」と呼び掛けている。
(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
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(2017/02/15 11:05)