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受動喫煙の法規制、今国会中に決着を=羽生田参院議員に聞く

 受動喫煙の法規制が議論される中、日本医師会副会長時代から受動喫煙防止に取り組んでこられた参院厚生労働委員長の自民党・羽生田俊参院議員にお話をうかがいました。与党・自民党内でも意見が割れ、どのように決着するのか分からない微妙な時期にもかかわらず、お忙しい国会審議の合間を縫って取材に応じていただきました。(取材・文 海原純子)

 海原 きょうはお時間ありがとうございます。背広の襟のバッジが目立ちますね。

 羽生田 受動喫煙防止のためのバッジを作ったのですよ。厚生労働省でも関係する部署の職員は着けています。

 海原 受動喫煙の法規制をめぐって激しい議論になっていますね。

 羽生田 現在、受動喫煙の防止は健康増進法で努力義務になっており、それを改正して違反した場合は罰則を定めようとしています。そのために受動喫煙防止議員連盟では、菅義偉官房長官に申し入れをしています。
 これに対して、たばこ議員連盟は受動喫煙防止自体には賛成なのですが、法規制までされると喫煙者の権利が守れないと主張して反対しています。

 海原 たばこ議連は人数が多いのですね。私は知らなかったので驚きました。

 羽生田 自民党には厚生労働部会という組織があり、こうした問題を議論します。受動喫煙をテーマにしたら、普段見たこともないたばこ議連の議員が大勢参加して、出席者の約9割が厚労省案に反対してすごいやじが飛びました。とにかく声がすごかった。(海原注:問題になった議員のがん患者に関する発言はその後報道されました)
 現在は、自民党厚労部会が塩崎恭久厚労相に折衷案を出しているのですが、大臣は絶対妥協しない。日本は受動喫煙防止で世界に立ち遅れていると考えているからです。日本医師会としても法規制を望んでいます。

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