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「遠隔診療」普及へ=患者の通院苦労解消

 スマートフォンやタブレット、パソコンを使いオンラインで患者が予約を申し込み、医師が診察する「遠隔診療」が普及しつつある。2016年に遠隔診療を開始した新六本木クリニック(東京都港区)の来田誠院長は最大のメリットについて「患者の通院の手間が省けることだ」と強調する。生活習慣病の治療を中断する背景には、家庭環境の変化や引っ越し、転勤・転職で新しい医療機関を探すのが大変だという事情もある。来田院長は「通院の手間が大きなネックの一つになっている。遠隔診療はそれを解消できる手段だ」と話す。

 ◇オンライン上でやりとり

 遠隔診療は、診察の予約から決済までオンライン上で完結する。患者側はスマホなどのアプリを使って、受診したい医療機関や診療メニュー、日付と時間、問診表などに記入する。医師側はその日の患者の予約を確認し、問診表などをチェックした後で患者の端末にアクセスする。ビデオチャットによる診察結果はフィードバックされ、最後は明細画面で医療費を請求する。

 記者は来田院長にシミュレーションをお願いした。こちらのスマホに院長と記者の顔が写っている。なるほど、これなら対面で診察を受けるのと変わらない。音声も極めてクリアで、この模様を撮影する写真部員が切るカメラのシャッター音がよく聞こえたほどだ。

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