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「遠隔診療」普及へ=患者の通院苦労解消

 ◇生活習慣病や禁煙治療に

 日本医療政策機構が実施した世論調査によると、対象者の85%が「何らかの遠隔診療を受けてみたい」と回答した。関心が高いのは、「予防・健康相談」「慢性疾患の治療」「退院後の在宅ケア」だった。同機構は遠隔診療と相性の良い診療科目や疾患の例として、高血圧や糖尿病などの慢性生活習慣病(一般内科)、アレルギー性鼻炎や花粉症(耳鼻科)、うつ病や双極性障害などの精神疾患(精神科)、骨粗しょう症や変形性膝・股関節症などの慢性痛(整形外科)―などを挙げている。

 期待される分野の一つが禁煙治療だ。喫煙は従業員の健康を損なう恐れがあるだけではなく、労働生産性や企業イメージの低下につながる。喫煙者の数は約2600万人に上るが、その約6割が「今すぐにでも禁煙したい」と考えているという調査がある。では、なぜ禁煙が進まないのか。

 来田院長は4回から5回の治療が標準的な禁煙治療について「完了率は外来診療で51%、遠隔診療で82%。患者の医療へのアクセスを便利にし、時間と労力を省くことが大変大事だ」と話す。(編集委員・鈴木豊)
 


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