口唇口蓋裂は早期の対処を=手術回数減らす最新治療も
◇手術回数減が利点
術前のプレート矯正の最大のメリットは、口唇、口蓋まで裂けていても、隙間が狭くなることで手術が1回で済むこと。プレート矯正後に手術をすることで骨が形成され、手術が不要になることも多い。
「骨移植が必要な場合でも小学校入学前には終了します。術前、短期間にプレート矯正を行うため、少し受け口になる子もいますが、自宅で半年から1年矯正すれば改善されます」と小林部長。
ただし、この治療は全国のどの形成外科でも行われているわけではなく、健康保険が適用されていないなどのハードルもある。「治療はできるだけ早く始めることが大切ですので、地域の病院で口唇口蓋裂の治療の説明を受けたとき、分からないことがあれば、セカンドオピニオンを受けるのもよいでしょう」としている。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
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(2017/10/06 11:39)