固形がん患者向け抗体薬、第1相試験で患者への投与開始=ビヨンディス〔BW〕
【ビジネスワイヤ】オランダのバイオ医薬品会社であるビヨンディスは、進行・転移性固形がん患者を対象とする新規SIRPα特異的モノクローナル抗体(mAb)「BYON4228」第1相臨床試験で、最初の患者に投与を開始したことを発表した。この試験では、単独投与と、ペムブロリズマブとの併用投与の安全性・有効性などが評価される。前臨床試験ですでに腫瘍殺傷能力を高める効果が示されているBYON4228は、腫瘍が免疫系による認識や破壊から回避する役割を担うCD47-SIRPα軸を標的にして遮断するもので、同じ分類薬では高い水準の新mAbとなることが期待されている。(C)時事通信社
(2025/06/16 08:03)