治療・予防

成長に合わせた指導を=投球障害肩の予防など

 子どものスポーツは、発育や発達に合わせた指導が必要だ。特に、けがや故障の予防には親と指導者の協力が欠かせない。野球の投球障害肩の予防など、親や指導者が知っておくべき基本について、船橋整形外科病院(千葉県船橋市)の理学療法士鈴木智さんに聞いた。

 ◇投球による肩の故障

 投球による肩の故障の要因は主に、①体の機能②試合や練習の環境③投げ過ぎ―の三つが挙げられる。一つでも当てはまると故障の原因となるため、「選手ごとに根本的な要因を探り、指導することが重要」という。

 体の機能は①肩の筋力が弱い、柔軟性が低いなどの肩自体の問題②下半身など肩以外の身体機能や使い方の問題③故障しやすいフォーム―の三つの要因が考えられる。

 成長過程の子どもの投球動作には個人差があり、学年や年齢で区切らずに成長発達段階に応じた指導が理想だ。「運動能力が伴わないまま無理なフォームで投球動作を繰り返すと、いわゆる『リトルリーグ肩』と呼ばれる肩関節の故障につながる恐れがあります」と、鈴木さんは警鐘を鳴らす。

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