研究・論文

アスピリンが心疾患と大腸がん予防

 心疾患と大腸がんのリスクを低減させるため、50代の心疾患リスクの高い人は低用量アスピリンを毎日服用すべきだ、という勧告を米国予防医療作業部会が出した。
 心筋梗塞と脳卒中は米国の死亡原因の30%を占め、大腸がんは米国で3番目に多いがん。これまでの研究でアスピリンには臓器の炎症を抑える作用があり、大腸がん予防のほか、血液が固まる過程を抑制し、血栓の生成を防ぐため心疾患の予防にもつながるとされている。
 勧告は、消化管出血のリスクがなく、10年以上の余命が見込まれ、低用量アスピリンを10年以上毎日飲み続ける意思のある50代に適用されるという。60代も適用対象だが、メリットが少なく、医師と健康相談すべきで、50歳未満や70歳以上ではリスクとメリットが明らかになっていないとしている。
 ただ、同作業部会議長の米カリフォルニア大学カースティン・B・ドミンゴ博士はアスピリン服用前に自分の心血管疾患リスクと消化管出血リスクを確認する必要があるとも説明している。(メディカルトリビューン=時事)



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