治療・予防

若くても痛風になる恐れ
プリン体取り過ぎに注意


 ◇プリン体ゼロも注意

 痛風の発症の一つの目安となるのが血中の尿酸値だ。一般的には7ミリグラム/デシリットルを超えると尿酸の結晶ができやすくなるとされている。肥満やプリン体の過剰摂取、激しい無酸素運動をすることなどで尿酸値はさらに高くなる。

 足の酷使などで関節内に蓄積した尿酸の結晶の塊から細かい破片が剥がれ落ち、そこに白血球が攻撃を仕掛けることで猛烈な痛みが起きる。そのため尿酸値を下げて、結晶を薬で溶かすのが治療の基本。同時に生活習慣を改めることも重要だ。

 痛風はある日突然発症すると思われがちだが、実際は尿酸値が7ミリグラム/デシリットル超の高尿酸血症が5~10年続いた後に発症する。ただし、健康診断の検査項目に尿酸値が無いなどで高尿酸血症に気付かない人も珍しくない。近親者に痛風患者がいる人は若い頃から尿酸値を検査し、プリン体の取り過ぎに注意した方がいい。

 最近は「プリン体ゼロ」をうたう酒類が人気だが、油断は禁物だ。「アルコール自体が尿酸値を上げますから、飲み過ぎはいけません」と、藤森院長は注意を促している。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)

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