治療・予防

周囲の理解が一番大切
子どもの発達障害

 他の子と仲良くできない、興味が無いものには無関心、授業中に勝手に席を立って動き回る。そうした子どもの行動は、発達障害なのか個性なのか親も悩むが、みくりキッズくりにっく(東京都世田谷区)の本田真美(ほんだ・まなみ)院長は「診断名に惑わされず、子どもの得意不得意を見極め、社会に適応できるよう支援することが大切です」と話す。

 ◇原因は脳の機能障害

 子どもの発達障害は、主に以下の三つから成る。まず、社会性やコミュニケーションに問題を抱える「自閉症スペクトラム(ASD)」。次に、衝動性や多動性、不注意の三つが主体となる「注意欠如多動性障害(ADHD)」。そして、知的障害が無いにもかかわらず、読み書き計算といった学習スキルに極端な差が生じる「学習障害(LD)」だ。

 この三つは脳の機能障害が原因だが、遺伝的な要素もあるとされ、オーバーラップして表れるケースもある。本田院長は「発達障害は知的障害ではありません。個人内のさまざまな能力にばらつきがあるのが特徴で、平均以上の知的能力を持つ子もいます」と説明する。

 人間の能力は、学習能力と関係の深い知的能力、性格的特徴でもある気質部分、運動や感覚、ボディーイメージといった体の要素の三つに大別できるが、特に子どもの場合はそれぞれを分けて考える必要があるという。

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