治療・予防

介護ロボット、どう活用?
主体は人、便利なツールに

 ◇人を補助する役割

 介護分野におけるロボットの開発や活用は、人材不足を補うことが目的の一つだが、ロボットの操作は人がする必要があるのが現状だ。特に、高齢者の声は認識しにくいため、間に人が介在しなければ会話が成り立たないこともある。

 たとえ成り立つようになったとしても、高齢者の世話をロボットに任せて、人との関わりを減らしてよいはずもない。「人だからこそできること、ロボットに任せてもよいことに関する議論は慎重に行わなくてはなりません。あくまでも人が主体となり、ロボットを便利なツールとして活用していくことが重要です」と井上准教授は話している。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)

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