若者の糖尿病リスク、体力と関連
10代後半の時期に体力が低いと、2型糖尿病を発症するリスクが高まる、とする研究結果を米スタンフォード大とスウェーデンのルンド大の共同研究グループが医学誌に発表した。
研究グループは1969年から97年の間に18歳で徴兵されたスウェーデン人の男性153万4425人について87~2012年まで追跡調査し、徴兵時に
測定した有酸素運動能力や筋力と、2型糖尿病との関係を検討した。調査の期間中に、3万4008人が2型糖尿病と診断された。
解析の結果、18
歳の測定時に有酸素運動能力と筋力の両方が低いと2型糖尿病を発症しやすく、そのリスクは約3倍になっていた。この傾向は糖尿病のリスクに影響する肥満度
とは関係がなく、体格指数(BMI)が正常でも変わらなかったという。(メディカルトリビューン=時事)
(2016/08/26 18:33)