一流に学ぶ 「美と健康」説くスポーツドクター―中村格子氏

(第12回)
セルフケアの方法広めたい
尽きない「妄想」の果てに

 「自分の体は自分で治すという意識を持ってもらうことが大切」とスポーツドクターの中村格子氏は強調する。整形外科領域の不調は、クリニックに週1回通えば治るというわけではなく、セルフケアが重要な役割を持つ。

 「クリニックでは、こうすると痛みが取れる、というリハビリ方法を教えますが、長く持続していくのは自分なんです。毎日理学療法士がいないとコンディションが保てないのはおかしい。自分で保てる体をつくっていくための啓蒙(けいもう)をしたい」

 体の痛みや不調を防ぐセルフケア手法の一つとして、「筋膜クレンジングテクニック・メルトメソッド」を導入、4月からスタジオでセッションを開始した。メルトメソッドはボールなどを使う独自のセルフケア手法で、米国生まれだ。

 「真っすぐ寝る、真っすぐ立つということが基本なので、自分がまっすぐな姿勢になっているかどうかを確認して、セルフケアで修正していくプログラムで、とても好評です」

 米国でベストセラーとなり、すでに9か国語に翻訳された『メルトメソッド』の日本語訳を頼まれ、昨年3月に日本語版を出版したばかり。

 「読んでみたら面白くて、どうせ翻訳するなら1回セッション受けてみようかなと思って、メルトメソッドの創始者にニューヨークまで会いに行ったんです。話したら、意気投合して。本格的にコースを受講してインストラクターの資格を取りました」

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