- 時事メディカル
- 連載・コラム
- 女性アスリート健康支援委員会
- 女性アスリートのためのオンラインセミナー
- 月経の基礎からヘルスケアの実際、調査研究まで網羅 スポーツ庁委託のオンラインセミナー、7月27日開講
女性アスリート健康支援委員会 女性アスリートのためのオンラインセミナー
月経の基礎からヘルスケアの実際、調査研究まで網羅
スポーツ庁委託のオンラインセミナー、7月27日開講
日本産科婦人科学会や日本スポーツ協会など5団体でつくる一般社団法人女性アスリート健康支援委員会(川原貴会長)と東大病院(女性診療科・産科)は、女子選手が抱える健康問題の基礎知識や実際の対処法、最近の調査研究などを幅広く学べる「女性アスリートのためのオンラインセミナー」を7月27日から開講する。
東大がスポーツ庁から事業委託を受けた「女性アスリート支援プログラム」の一環。計21のテーマについて、公認スポーツドクターの資格を持つ産婦人科医をはじめ、女子選手をサポートする各分野の専門家が講義するプログラムを企画した。
月経と女性ホルモンの仕組みや無月経、月経随伴症状、子宮内膜症などについて学ぶ「ベーシック編」、無月経や摂食障害に陥った選手に対する対処法、つらい月経随伴症状へのピルの使い方などについて学ぶ「アドバンス編」、女性アスリートに関する最近の調査研究について学ぶ「リサーチ編」があり、各編とも毎月1本ペースで講義映像が公開され、来年2月28日までのセミナー期間中はいつでも視聴できる。
東大病院女性診療科・産科で「女性アスリート外来」を担当する女性アスリート健康支援委理事の能瀬さやか医師は「サポートを受ける側と、サポートする側の両方をカバーする講義内容とした。ベーシック編は高校生なら理解できるレベルで、一般女性のヘルスケアにも役立つ」と話し、広く受講を呼び掛けている。(了)
(2020/07/11 14:42)