女性アスリート健康支援委員会
「Female Athlete Conference 2020」リポート
女性アスリートの健康を守り、その活躍を支えたいと、日本産科婦人科学会や日本スポーツ協会など5団体でつくる一般社団法人女性アスリート健康支援委員会は健康問題に関する正しい知識と対処法を広める活動を展開している。今年度も2月1日、東京都内で学校の養護教諭や部活の指導者、産婦人科医らを対象にした集会を開き、約320人が集まった。その内容をの4回に分けて報告する。
■「Female Athlete Conference 2020~女子選手のヘルスケアを考える~」■
◇主催 女性アスリート健康支援委員会(共催・時事通信社)
◇開催日 2020年2月1日
◇会場 東京都千代田区の御茶ノ水ソラシティ
【プログラム】
◆開会あいさつ 川原貴・女性アスリート健康支援委員会会長
安達知子・女性アスリート健康支援委員会副会長
◆女性アスリートの医学的諸問題
①「月経周期とコンディショニング」
鈴木なつ未(国立スポーツ科学センター スポーツ研究部)
②「女性アスリート貧血の原因と対策」
川原貴会長
③「スポーツ外傷・障害における性差」
武冨修治(東大医学部付属病院 整形外科教室)
◆月経随伴症状と対策
①「月経随伴症状とは」
中村寛江(東大医学部付属病院 女性アスリート外来)
②「月経随伴症の治療」
百枝幹雄(聖路加国際病院副院長)
③「競技現場における月経対策の事例」
ヨーコ・ゼッターランド(日本スポーツ協会常務理事)
◆女性アスリートの三主徴の予防と治療
①「女性アスリートの三主徴からRED―Sへ」
能瀬さやか(東大医学部付属病院 女性アスリート外来)
②「利用可能エネルギー不足改善に向けての栄養指導」
小清水孝子(大妻女子大教授)
③「摂食障害の早期発見に向けて」
関口邦子(国立スポーツ科学センター スポーツメディカルセンター)