「医」の最前線
体験から学ぶ地域医療
高知大学医学部家庭医療学講座(阿波谷俊英教授)は、学問や知識ではなく、肌で感じながら地域医療を学ぶ「家庭医道場」を2007年から年2回主催している。
この道場を目的に入学を希望する学生もいるという人気で、阿波谷教授は「まず人々の暮らしがあり、その次に医療がある。地域を愛することが医療人としての第一歩になる」と話す。
5月下旬、高知県東部の馬路村で開かれた1泊2日の道場に密着。40人の医師・看護師を目指す学生が、村人と触れ合いながら真剣に学び、将来について語り合う姿を追った。