奥田準二 医師 (おくだじゅんじ)

大阪医科大学附属病院

大阪府高槻市大学町2-7

  • がんセンター
  • 特務教授

消化器外科 がん 外科

専門

下部消化管外科(大腸肛門外科)・内視鏡外科・先端医療開発、腸疾患(主に大腸がん、他に炎症性腸疾患、憩室炎など)

奥田準二

奥田準二医師は、2014年4月より大阪医科大学附属病院がんセンター 特務教授に就任し、消化器外科での診療も継続しており「腹腔鏡下大腸切除術」と「究極の肛門温存術」のスペシャリストとして国内外で広く認知されており、その実績(手技、手術件数・成績)もトップクラスの評価を受けている。
2002年2月フランスにおいて日本人外科医として初めて腹腔鏡下大腸手術の公開手術を行い、以後、国内、欧米、アジア諸国で数多くの依頼手術や公開手術に積極的に応えている。さらに「近畿内視鏡下大腸手術研究会」「次世代の内視鏡下消化管手術セミナー」「骨盤内視鏡外科セミナー」の3つの国内研究会の代表世話人であり「Team J Seminar」を介して欧米やアジア諸国などの海外とのネットワークやコラボレーションも発展させている。

診療内容

これまでに4,800件を越える腹腔鏡下大腸がん手術の実績は国内外でトップクラスであり高い評価を得ている。特に直腸がんに対する肛門温存手技の評価は高い。
「腹腔鏡下大腸切除術」とは、気腹(炭酸ガスでお腹をふくらませる)のもとに、腹腔鏡(カメラ)や特殊なハサミ、電気メスなどを小さな穴(ポート)からお腹に入れて切除を行う方法。
腹腔鏡の近接視・拡大視効果により、肉眼では見えにくい細い神経なども明瞭に観察できるため、神経の温存などを適切に行いやすい。また、傷が小さく分散しているため、術後の痛みや癒着が少なく、回復が早い、後遺症が少ない、といった利点がある。
「究極の肛門温存術」は、従来なら永久人工肛門をつけるしかなかった肛門近くの直腸がんに、経肛門アプローチを併用して可能な限り肛門を温存する方法。利点としては、自分の肛門からの自然排便が可能となる。奥田医師はガラス張りの中でこれらの手術を行う。2002年2月、フランスにおいて日本人で初めて腹腔鏡下大腸手術の公開手術を行い、以後、国内、欧米、アジア諸国で数多くの依頼手術・出張手術や公開手術に応えている。依頼手術・出張手術や公開手術を含めた年間の手術執刀件数は300件以上。

消化器外科では、ほぼ全ての大腸疾患 大腸がん、炎症性腸疾患(クローン病や潰瘍性大腸炎)、家族性大腸腺腫症、大腸憩室炎などの専門的外科治療を、麻酔科、化学療法科、肝臓外科、泌尿器科、婦人科など、関連各科と連携体制をとって行っている。
「個々に最適な治療を行う事が最も重要」(奥田医師)とする姿勢の表れだ。特筆すべきは、同病院放射線科と共同で考案され、世界に先駆け国内外で初めて導入された「統合的 3D-CT画像」お腹の地図と呼ばれ、術前シミュレーションと術中ナビゲーションに活用されている。
最先端の放射線診断技術が応用されており、より優れた診断、より安全で的確かつ迅速な手術を可能にしている。また、手術件数は質・量ともに国内外屈指レベルにもかかわらず、初診から1~3週間以内の手術が基本で「一人ひとりの患者さんの治療に検証と反省を繰り返し、最善の治療を目指す姿勢は変わりません」(奥田医師)
また「チームとしても、大腸肛門病専門医に加えて、内視鏡外科技術認定医(審査臓器:大腸)が4名もおり、国内トップクラスときわめて高い評価を得ています」と奥田医師は言う。

医師プロフィール

1958年 大阪市生まれ
1984年3月 大阪医科大学卒業、 同年6月 大阪医科大学一般・消化器外科入局
1996年4月~10月 米国オハイオ州、クリーブランドクリニック大腸外科留学
1997年9月 大阪医科大学一般・消化器外科 内視鏡外科チーフ
2003年2月 同 大腸外科チーフ
2003年4月 同 診療助教授
2005年4月 同 大学病院 消化器外科
2007年4月 同 准教授
2007年8月 同 大腸肛門外科・内視鏡外科 指導医(現在に至る)
2012年8月 中国広東省 広州中医科大学第二附属医院 客員教授(現在に至る)
2013年4月 中国 北京 中日友好医院 客員教授(現在に至る)
2014年4月 大阪医科大学附属病院がんセンター 特務教授(現在に至る)
2017年5月 中国 上海市東方医院 名誉教授(現在に至る)