島﨑潤 医師 (しまざきじゅん)

東京歯科大学市川総合病院

千葉県市川市菅野5-11-13

  • 眼科
  • 部長 、教授

眼科

専門

ドライアイを含む前眼部疾患の診断と治療、角膜移植、眼表面再建、円錐角膜

島﨑潤

ドライアイは、一人一人原因や悪化要因が異なるので、症状や検査結果を基に各人に合った治療を提供する。また東京歯科大学市川総合病院は、併設のアイバンクと協力し、国内最多の角膜移植を施行するとともに、患者の術前術後のフォローを行っている。島崎潤医師はこれまで1,000件以上の角膜移植を行い、更には角膜再生医療の手法も取り入れて、難治性眼表面疾患の治療にあたっている。全国より研修に訪れる若手スタッフの育成にも力を入れており、チームで角膜移植などの専門治療を行っている。研究施設も充実しており、ドライアイや培養上皮移植などの研究に積極的に取り組んでいる。

診療内容

同科は、ドライアイなどの内科的疾患から角膜移植を要する重症疾患まで、あらゆる角結膜疾患に対応できる体制をもっていることが最大の特長である(HP→http://www.tdc-eye.com)。ドライアイに関しては専門外来を設け、通常の検査に加えて継続的に視力を測定する実用視力検査、涙液異常による視機能変化を捉えるtear stability analysis systemなどを駆使し、様々な角度からドライアイの原因を突き止める。治療では人工涙液やヒアルロン酸の点眼に加え、近年新しく開発された涙液、ムチン分泌促進点眼も積極的に用いる。また、悪化要因として注目されているマイボーム腺機能不全、結膜弛緩症や眼瞼痙攣の治療も行い、患者一人一人にとって最適の治療を提供している。重症例に対しては、患者自身の血液から作成する自己血清点眼や、涙点プラグを使用する。スティーブンス・ジョンソン症候群や化学傷・熱傷などの重症眼表面疾患に対しては、上記治療に加え強膜コンタクトレンズや培養上皮移植などの最新治療を行う。また、同院は角膜センター・アイバンクを併設しており、過去20年間に4,500件を超える国内最多数の角膜移植を行ってきた(2011年には268件施行)。角膜移植の主な原因疾患は、水疱性角膜症、円錐角膜、角膜混濁、角膜潰瘍、角膜ヘルペス、角膜変性症、熱傷などである。従来の全層角膜移植術に加え、悪いところのみを移植する角膜内皮移植、深層層状角膜移植などの「パーツ移植」の割合が増えており、近年では更に人工角膜移植やフェムトセカンドレーザーを用いた移植も行っている。角膜移植適応患者については「角膜移植外来」で豊富な経験を持つ専門医が個々の患者に合わせた術式を選択している。また、最近では若年者の視力障害として問題となっている円錐角膜に対し、角膜クロスリンキング、角膜内リングなど角膜移植によらない治療法の開発にも力を入れている。

医師プロフィール

1982年 慶応義塾大学医学部 卒業、眼科学教室入局
1985年 済生会神奈川県病院眼科 医長
1987年 ボストン大学眼科 Eye Research Institute of Retina Foundation留学
1989年 慶応大学病院眼科 助手
1992年 慶応大学伊勢慶応病院眼科 部長
1992年 東京歯科大学眼科 講師
1999年 東京歯科大学眼科 助教授
2006年 東京歯科大学眼科 教授