大橋裕一 医師 (おおはしゆういち)

愛媛大学医学部附属病院

愛媛県東温市志津川454

  • 眼科
  • 教授

眼科

専門

眼感染症、角膜手術、角結膜疾患

大橋裕一

眼感染症と角膜移植及び屈折矯正手術ではスペシャリスト。大橋裕一医師が診療する"角膜クリニック"はドライアイなど角結膜に関するあらゆる疾患に対応し、realtime PCRによる病原体迅速診断、角膜移植手術ではDASEK(角膜内皮移植術)、FLAK(フェムトセカンドレーザー角膜移植術)をいち早く導入し、高い成功率を誇っている。また、屈折矯正手術においても、フェムトセカンドレーザーを用いた最先端の手技を実施している。また、最近増加しているコンタクトレンズ装用者の角膜感染症をはじめ、眼感染症の診療にも大きな力を注いでいる。同科は[角膜][ドライアイ][緑内障][白内障][弱視・斜視][涙道]などあらゆる眼疾患をカバーする専門外来を持ち、患者のニーズを考慮した優しい医療を提供している。

診療内容

角膜は眼球をおおっている厚さ0.5ミリの透明な組織。カメラで言えばレンズに当たる部分で、外から入る光を屈折させて、網膜に像が結ばれるのを助けている。
「角膜の疾患で近年増加しているのはコンタクトレンズ装用者の角膜感染症で、患者は10代後半から30代前半がほとんどを占めます。レンズのケアが不十分な方、レンズの装用時間を守らない方に起こりやすく、緑膿菌やアカントアメーバでは重症の感染症を起こします。前者は適切な抗菌薬の点眼で比較的速やかに治せますが、後者は手強く、長期の入院治療が必要となることもあります。」と大橋医師。
角膜移植の進歩にも素晴らしいものがあると言う「以前は角膜全層を置き換えていたのですが、最近では、角膜の内皮細胞とわずかな実質組織のみを小さな切開創から眼内へ送り込み、裏から貼り付ける手術(DSAEK=Descemet’s Stripping Automated Endothelial Keratoplasty)が一般的となり、同科でも積極的に行っています。視力回復も早く、乱視が軽くてすみ、拒否反応が少ないのがメリットです。これ以外にも、フェムトセカンドレーザーという特殊な切開用レーザーで正確な角膜切除を行う方法も採り入れています」
また現代病ともいうべきドライアイについては「この病気は涙液減少を起こすシェーグレン症候群のほか、コンタクトレンズ装用、パソコン業務など、実に多様な背景因子で起こるため、その原因を見破ることが何よりも重要です。幸いなことに、最近になって多くのドライアイ治療薬が使えるようになり、個々の症例に応じた治療ができるようになりました」と大橋医師は話す。

医師プロフィール

1975年 大阪大学医学部卒業
1975年 大阪大学医学部眼科入局
1978年 大阪大学微生物病研究所助手
1982年 米国UCSF プロクター眼研究所留学
1985年 関西労災病院眼科部長
1992年 愛媛大学医学部眼科教授
2003年 愛媛大学医学部付属病院長
2006年 愛媛大学理事・副学長(現在に至る)