新生児メレナ〔しんせいじめれな〕
新生児はビタミンKが欠乏した状態のため、ビタミンKの存在下につくられる血液凝固因子(血が血管の外に出たときに固まらせる役割をになっている)が少なく、出血しやすい状態にあります。
消化管からの出血により、血を吐いたり血のまじった便が出たりします。区別する病気に胃・十二指腸潰瘍などにもとづくもの(症候性メレナ)や、母親の血液を飲み込んだ仮性メレナがあります。
血液検査により、ビタミンKの欠乏状態の有無がわかります。治療は、ビタミンKを注射します。
(執筆・監修:自治医科大学 名誉教授/茨城福祉医療センター 小児科 部長 市橋 光)
消化管からの出血により、血を吐いたり血のまじった便が出たりします。区別する病気に胃・十二指腸潰瘍などにもとづくもの(症候性メレナ)や、母親の血液を飲み込んだ仮性メレナがあります。
血液検査により、ビタミンKの欠乏状態の有無がわかります。治療は、ビタミンKを注射します。
(執筆・監修:自治医科大学 名誉教授/茨城福祉医療センター 小児科 部長 市橋 光)