肺動脈(弁)狭窄〔はいどうみゃく(べん)きょうさく〕 家庭の医学

 肺動脈弁の開きがわるく、右心室に負担がかかります。
 軽症では症状はありませんが、重症では運動時の呼吸困難や胸痛、易疲労感(疲れやすさ)、さらには失神することもあります。中等症以上では治療の必要があり、以前は外科手術がおこなわれていましたが、現在はカテーテル治療が選択され、狭い部分でカテーテルにつけた風船をふくらませて、弁の開きをよくします。

【参照】心臓の病気:肺動脈閉鎖・肺動脈(弁)狭窄

(執筆・監修:自治医科大学 名誉教授/茨城福祉医療センター 小児科 部長 市橋 光
医師を探す