卵管腫瘍〔らんかんしゅよう〕
大部分は悪性で、卵巣の上皮性腫瘍のなかの漿液性(しょうえきせい)がんと同様の形態を示します。卵巣漿液性がん発生由来が卵管の先端(卵管采)ではないかという考えも出てきており、上皮性卵巣がんと同様に臨床進行期や治療方針が決められます。
卵管がんに特徴的な症状としては、水様性分泌物の増加(帯下〈たいげ:おりもの〉の増量感)、不正性器出血があげられます。手術による病巣切除のほか、抗がん薬感受性なども卵巣がんと同様に考えられています。
卵管がんに特徴的な症状としては、水様性分泌物の増加(帯下〈たいげ:おりもの〉の増量感)、不正性器出血があげられます。手術による病巣切除のほか、抗がん薬感受性なども卵巣がんと同様に考えられています。
(執筆・監修:東京大学医学部附属病院女性診療科・産科 講師 曾根 献文)