流涙〔りゅうるい〕
涙の分泌が多すぎるためと、涙の流出がさまたげられることによるものの、いずれかまたは両方の原因によります。
涙の分泌過剰の原因としては、悲しみ、感動などの情動性のもの、結膜・角膜異物や炎症、結膜のたるみ(結膜弛緩〈しかん〉)、虹彩毛様体炎などのほか、大笑い、あくび、嘔吐(おうと)、強い光線刺激により涙の分泌が多くなり、流涙となることがあります。
涙の通り道の通過障害としては涙点、涙小管、鼻涙管の閉塞や涙嚢(るいのう)炎によるものがあります。これら流涙によっては角膜障害などの重篤な目の障害は起こりません。症状が強く、その原因が結膜弛緩や涙の通り道の通過障害の場合は治療が必要になることがあります。
涙の分泌過剰の原因としては、悲しみ、感動などの情動性のもの、結膜・角膜異物や炎症、結膜のたるみ(結膜弛緩〈しかん〉)、虹彩毛様体炎などのほか、大笑い、あくび、嘔吐(おうと)、強い光線刺激により涙の分泌が多くなり、流涙となることがあります。
涙の通り道の通過障害としては涙点、涙小管、鼻涙管の閉塞や涙嚢(るいのう)炎によるものがあります。これら流涙によっては角膜障害などの重篤な目の障害は起こりません。症状が強く、その原因が結膜弛緩や涙の通り道の通過障害の場合は治療が必要になることがあります。
(執筆・監修:慶應義塾大学 教授〔眼科〕 根岸 一乃)