顔面神経の損傷〔がんめんしんけいのそんしょう〕
顔面神経は、耳垂(じすい:耳たぶ)のうしろで頭蓋骨(とうがいこつ)より出てきて、耳下(じか)腺の中に入ります。耳下腺の中で5~6本に枝分かれしたあとに、顔面の筋肉に入ります。
顔面の筋肉は表情筋と呼ばれ、目を閉じる、笑うなどの機能があります。
頬(ほお)やこめかみの深い外傷では、顔面神経が損傷されることがあります。
【治療】
顔面神経の損傷が疑われる場合は、神経の断端をさがして縫合します。神経が再生して、表情筋の機能が回復するまでには1年くらいかかります。
神経を縫合できなかった場合や、縫合してもまひが残った場合には顔面神経まひの治療をおこないます。
顔面の筋肉は表情筋と呼ばれ、目を閉じる、笑うなどの機能があります。
頬(ほお)やこめかみの深い外傷では、顔面神経が損傷されることがあります。
【治療】
顔面神経の損傷が疑われる場合は、神経の断端をさがして縫合します。神経が再生して、表情筋の機能が回復するまでには1年くらいかかります。
神経を縫合できなかった場合や、縫合してもまひが残った場合には顔面神経まひの治療をおこないます。
(執筆・監修:埼玉医科大学 教授〔形成外科・美容外科〕 時岡 一幸)