大腿のその他の疾患〔だいたいのそのたのしっかん〕 家庭の医学

 大腿の上部、外側に原因のはっきりしない痛みがあり、特に夜間に症状が強く、しびれや感覚の異常がある場合には、この部分の皮膚の感覚を伝える神経(大腿外側皮神経)の障害の可能性があります。また、特に思いあたる原因がないのに大腿に痛みやはれがあらわれ、時間とともに徐々に悪化するような場合には、腫瘍などの可能性もありますので、専門医の診察が必要です。
 大腿部の痛みは、股(こ)関節や腰部の病気でも生じることがあり、特に子どもでは股関節の病気で大腿の痛みをうったえることがよくあります。また、ときに鼠径(そけい)ヘルニアでも大腿の痛みを感じることがあります。

(執筆・監修:東京大学大学院総合文化研究科 教授〔広域科学専攻生命環境科学系〕 福井 尚志)
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