多形滲出性紅斑〔たけいしんしゅつせいこうはん〕

[症状]
 若い女性に多く、おもに手足、ことに手足の甲、ひざ、ひじにむらがってできます。左右対称性にあらわれます。多くはかゆみがあります。

 あずき大から、ハトの卵大ほどの円形の赤い発疹(ほっしん)で、全体が皮膚より盛り上がっています。中心はへこんでいますが、中央に小さな水疱(すいほう)があることもあります。融合して、大きな局面をつくることもあります。再発しやすく、関節痛を伴うことがあります。
 目の結膜、陰部、口腔(こうくう)粘膜を含めて、多形滲出性紅斑が全身に出て発熱、疼痛(とうつう)などの全身症状が強い重症のタイプがあります。きちんとした治療をしないと、生命に危険が及ぶこともあります(スティーブンス・ジョンソン症候群)。
 多くの場合原因不明ですが、薬剤、単純ヘルペスウイルス、マイコプラズマなどに対するアレルギー反応として出てくることがあります。

[治療]
 原因がわかるときは原因の治療をします。
 1.副腎皮質ステロイド軟膏(なんこう)の外用。
 2.抗ヒスタミン薬の内服。
 3.重症例では副腎皮質ホルモンの内服。
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