出血量と生命
体内を流れる血液量は、体重1kgあたり約80mL(体重あたり7.7%)です。体重50kgの人の血液量は約4Lになります。
さまざまな原因で血管が破れ、血管内を流れている血液が血管外に漏れ出て出血します。全血液量の約30%(体重50kgの人で1200mL)以上が短時間で失われると血圧低下となり、さらに40%(1600mL)以上の出血で意識がなくなり生命の危険があるといわれます。
子どもは、血液量が体重の約19分の1と少なく、少ない出血量でもショックを起こします。新生児では30mLの出血でも命にかかわることがあります。同じ出血量でも短時間に出血した場合は危険です。手術では20~30%以上出血したときに医師は輸血を考えます。
また、女性のほうが男性にくらべて出血に耐える体質であるといわれています。
さまざまな原因で血管が破れ、血管内を流れている血液が血管外に漏れ出て出血します。全血液量の約30%(体重50kgの人で1200mL)以上が短時間で失われると血圧低下となり、さらに40%(1600mL)以上の出血で意識がなくなり生命の危険があるといわれます。
子どもは、血液量が体重の約19分の1と少なく、少ない出血量でもショックを起こします。新生児では30mLの出血でも命にかかわることがあります。同じ出血量でも短時間に出血した場合は危険です。手術では20~30%以上出血したときに医師は輸血を考えます。
また、女性のほうが男性にくらべて出血に耐える体質であるといわれています。
(執筆・監修:八戸市立市民病院 事業管理者 今 明秀)